樹々のひかりⅡ

現在和歌山県に居る4羽のコウノトリのうち、
早朝に観察したJ0057を除く3羽を探して海南市、紀の川市を巡りました。
しかし強い雨の中、それらしき姿には出会えませんでした。
海南市から紀の川市のため池に向かう途中に立ち寄った貴志川町の平池では、
カモたちに混じってオオバンを間近で見られました。
しかし池の畔に大きな影は見当たりません。
サギが2羽休んでいるだけでした。
紀の川市のため池も羽を休めているのはサギたちだけで、
コウノトリは見当たりませんでした。
そして夕方になり雨も上がり冷たい西風が吹き出す頃になっても
「和歌山コウちゃん」(J0057)はいつもの鉄塔周辺には姿を現しませんでした。
どこか暖かい場所で4羽が集まっているのでしょうか。
(2014/12/16 貴志川町、紀の川市)




  

「冬雨の橋が長い」山頭火

冷たい雨が降り出しました。
まだ真っ暗な午前6時過ぎにはすでに飛立っていたコウノトリ(J0057)を追って
4爺観察隊は紀ノ川へ。
やはりいました。
対岸の浅瀬にわずかに白と黒の姿が見えます。
しばらく干潟を突いていましたが午前6時57分、下流に向かって飛び立ちました。
旋回して川を越えてきます。
堤防を軽々と越え、再び塒の鉄塔に戻りました。そしてすぐに飛立ち、用水路へ。
間もなく通勤ラッシュの時刻です。
時々通行人に驚いて道路に上がってはまた用水路に降りるなどあわただしい朝です。
雨が強くなってくるなか、紀の川市にいた2羽や海南市の1羽など
仲間のことなど我知らずといった感じです。
これらの3羽も気になります。
(2014/12/16 AM6:33～7:10 和歌山市)