2015年08月16日
コウノトリ(J0057)情報

「軽き荷を酔うてかつぐや稲の花」虚子
肌寒さを感じる夜明けでした。
ところがコウノトリ(J0057)は一汗かかせてくれました。
北の空が薄っすらと朝焼けになる頃、午前5時34分に西の鉄塔を離れたあと、
5日前と同じコースに飛んでいきました。
和泉山脈の中腹、和歌山市大谷の山中の鉄塔です。
バイクの観察仲間が先導して居場所を探してくれます。
私たち自転車部隊は必死であとを追います。
私は教えてもらった鉄塔が見える場所はどこかとウロウロしながら
「大谷古墳」まで登ってしまいました。
周囲の空は天候の下り坂を予感させるうろこ雲がビッシリです。
古墳の解説板をゆっくり読む暇もなくコウノトリの留っている鉄塔を探します。
古墳を降り、団地の一角から谷の向こうの鉄塔の上に何やら白いものがいます。
見つけました。谷筋を挟んでおよそ1.4km離れた山の頂上近くの鉄塔に留っていました。
観察仲間も近くに集まってきました。
それからおよそ30分ほど念入りに翼の手入れをしていましたが
午前6時30分に北へ向かって鉄塔を離れました。
私たちの居るところからは山を越えたかどうかはわかりませんでしたが、
少し下の場所から観察していた仲間が山の向こうに姿を消したのを確認しました。
延伸が進む「第二阪和国道」に沿って飛んでいったのでしょうか。
(2015/08/16 AM4:58~6:34 和歌山市)


























