2015年07月23日
2015年07月23日
コウノトリ(J0057)情報

「遠くまで海揺れてゐる大暑かな」飯田龍太
今朝も雨が降り続いています。
梅雨は明けたはずなんですが・・・
霧雨がわずかに感じられる午前5時15分、
コウノトリ(J0057)は西の鉄塔を離れました。
北へ飛びました。
小学校北の水田に降りました。
先客のアオサギに釣られたようです。
何やらカエルのようなものを食べていましたが
伸びた稲に隠れてハッキリしません。
しばらく水田を歩き回ったあと
水田西の隅にある畑の方へ歩いていきました。
一声(?)クラッタリングを発しました。
よく見ると畑のフェンスの向こうに一匹の猫がいます。
じっとコウノトリを見つめています。
気にする相手ではないと判断したのでしょうか、
アオサギを追い払ったのち西へ飛び去りました。
観察仲間によりますとこのあと旋回して西の楠見中へ向かったようです。
餌場は周辺にたくさんあります。
コウノトリにとって良い季節です。
(2015/07/23 AM4:55~6:15 和歌山市)























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月22日
コウノトリ(J0057)情報

日の入りの時刻が早くなった雨降りの夕方、
午後6時58分にコウノトリ(J0057)は西の鉄塔に戻ってきました。
観察仲間の情報によりますと雨が降り続いた日中は
園部の休耕田で過ごしていたそうです。
そのためでしょうか鉄塔に留まってからも何度となく舞上がり、
翼を広げては大きな口ばしで手入れをしていました。
やはり雨でかなり重くなっているんでしょうね。
半時間ほどその動作を続けたあとようやく一本足になりました。
(2015/07/22 和歌山市)












タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月22日
コウノトリ(J0057)情報

「大粒な雨は祈りの奇特かな」蕪村
未明から雨が降り続いています。
コウノトリ(J0057)はじっと耐えながら時どき羽繕いをしていましたが、
午前5時56分に意を決して鉄塔を離れました。
晴れの夜明けより1時間も遅い飛立ちです。
北東に向かったように見えました。
降りそうな場所を探して歩きましたが見当たりません。
2人の観察仲間も見つけられずに周辺を回ります。
雨脚が強くなったり弱くなったり落ち着かない夜明けです。
捜索をあきらめて帰りました。
雨に濡れた花がきれいでした。
(2015/07/22 AM4:52~6:44 和歌山市)
























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月21日
コウノトリ(J0057)情報

台風12号の影響でしょうか、
西の空の雲が北へ凄い勢いで流れていきます。
高度の違いや風向の違いなどで雲の重なりが様々な模様を創っていきます。
見惚れているうちに夕陽が沈んでしまいました。
けれどコウノトリ(J0057)は帰ってきません。
観察仲間はあきらめて帰路につきました。
すると午後7時45分、西の空から帰ってきたとの連絡が。
すっかり闇に隠れた鉄塔に陰が見えました。
(2015/07/21 和歌山市)














タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月21日
コウノトリ(J0057)情報

「ゆふだちや筆もかはかず一千言」蕪村
昨夜、遠くに見える花火を避けるように
船所の住宅街の低い電柱に泊まったコウノトリ(J0057)は、
厚い雲で覆われた東の空が少し明るくなった午前4時48分
西に向かって飛立ちました。
そして再び少し離れた住宅街の電柱に留りました。
東の空は一瞬朝焼けになったかと思うとすぐに真っ暗になるなど
目まぐるしい変化です。
南から厚い雲が飛んできます。
この電柱で羽繕いをすることおよそ1時間。
突然大粒のにわか雨が降ってきました。
観察を諦めて帰ることにします。
観察仲間によりますと、コウノトリはこのあと
半時間ほど経って雨が弱くなったのを見はかり、
楠見中の休耕田に降りたということです。
(2015/07/21 AM4:24~5:58 和歌山市)





















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月20日
コウノトリ(J0057)情報

きれいな夕陽が西の空から消え、三日月が輝きを増すころ、
午後7時32分にコウノトリ(J0057)は西の鉄塔に戻ってきました。
それからおよそ半時間、南の空から「港まつり花火大会」の開始を告げる音が聞こえるなか
外へ出てみると、目の前の電柱に大きな白い影が。
よく見るとコウノトリです。
大きな音と閃光に驚いてこちらへ避難してきたと思われます。
以前にも花火大会の時に塒を離れたことがありました。
紀の国大橋の袂で花火見物をして帰ってみるとまだ電柱に留まっていました。
明日の朝はここから出発のようです。
(2015/07/20 和歌山市)














タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月20日
コウノトリ(J0057)情報

「水打てば御城下町のにほひかな」龍之介
早朝から夏の陽がジリジリと照りつけています。
コウノトリ(J0057)はまだお日様が雲間に隠れていた午前5時11分に
西の鉄塔を北へ向かって飛び出しました。
夏休みで静かになった小学校北の水田に降りました。
稲もすっかり大きくなりました。
コウノトリの長い脚が見えません。
ここで蛙を食べた後は蝉のいる梅畑へ。
忙しく飛び回ります。
しかしどうやら蝉は食べ損ねたようです。
(201507/20 AM4:59~6:26 和歌山市)




























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月19日
コウノトリ(J0057)情報

今日一日姿を見られなかったコウノトリ(J0057)は
午後7時24分西の鉄塔に戻ってきました。
昼間は紀ノ川の浅瀬にいました。
(2015/07/19 和歌山市)








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2015年07月19日
百日紅・・・

「百日紅出征の花火突と鳴り」不死男
昨夜暗くなってから塒に帰ってきたコウノトリ(J0057)は
今朝も夜明け前から飛立ってしまい、きちんと撮影できた観察仲間はいませんでした。
ただ複数の目撃情報によると紀の川大堰を上流に向かって飛んだようです。
私もその情報にそって大堰まで出かけました。
堰のゲートからは今日も濁流が流れ下っています。
少し上流に行くと六十谷橋です。
その橋の袂にきれいな花が咲いていました。
ハスの花です。
しばし暑さを忘れて撮影をしました。
そして橋へ行くと一羽のトビが上空にやってきました。
下の水面を見つめています。
急降下しました。
獲物を捕まえました。
どうやら濁流に流されてきた魚のようです。
それにして間近で見るトビはきれいです。
顔つきを見ると立派な猛禽類です。
帰り途、かわいいホオジロが迎えてくれました。
コウノトリはどこへ行ったのでしょうか・・・
(2015/07/19 和歌山市)

























2015年07月18日
コウノトリ(J0057)情報

観察仲間から連絡をもらい、茶色に濁った紀ノ川に出かけてきました。
こちらの岸には箱やボールなどが流れ着いています。
対岸の浅瀬にもゴミがいっぱいです。
コウノトリ(J0057)はその間を餌を探して歩いていました。
(2015/07/18 PM3:50~ 和歌山市)









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2015年07月18日
『猫と一茶』

猫好きにはたまらない一冊を松本市立美術館で買ってきました。
動物を詠んだ句が多い一茶ですが、
中でも猫を詠んだ句が最も多くなっています。
この本ではおよそ400句の「猫俳句」が掲載されています。


そのうちの一句
「門畠や猫をじらしてとぶ木の葉」
2015年07月18日
コウノトリ(J0057)情報

「台風の進路またもや故郷に」谷口ふみ子
丸一日姿を見なかったコウノトリ(J0057)に出会えました。
昨日は台風の強風雨を避けてどこか地上に降りているだろうと周辺を探しましたが分かりませんでした。
今朝、観察仲間から聞いたところによると、
やはりあまり南風のあたらない園部の水田に降りていたそうです。
今朝もその仲間が居場所を見つけてくれました。
鳴滝川東側の電柱にいました。
盛んに翼の手入れをしています。
そして一声(聞こえませんが)上空のカラスを威嚇してから西へ飛びました。
梅畑に降りました。
慣れた餌場です。
すると梅の枝から何やら捕まえました。
蝉です!(観察仲間のNさん(No15.16)、Yさん(No.17)撮影)
この後またもや不思議なものを咥えました。
亀です!
これは食べませんでした。
そしてタウナギ、これは大好物です。
一安心のコウノトリを見てから紀ノ川へ。
紀ノ川大堰から大量の濁流が流れ下っています。
上流域の豪雨が気がかりな紀ノ川の姿でした。
(2015/07/18 AM5:24~6:31 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月17日
人生の台風圏に・・・

「人生の台風圏に今入りし」高浜虚子
台風11号が西日本をゆっくり縦断していきます。
大雨が降り続いています。
和歌山市内も強い雨が続いています。
コウノトリ(J0057)は目視できる頃にはすでに鉄塔を離れていました。
風はそんなに強くありませんが用心のために地上に降りたのかもしれません。
楠見地区の避難していそうな場所を巡りましたが見当たりません。
カルガモとアオサギだけが雨に耐えていました。
(20115/07/17 和歌山市)








タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月16日
コウノトリ(J0057)情報

台風が近づくなかコウノトリ(J0057)は午後7時に西の鉄塔に戻ってきました。
徐々に強まる北東の風にあおられ何度も舞い上がります。
しかしこの程度の風はまだ余裕のようです。
以前にもありましたが耐え切れない風が来るようになると
時刻に関係なく地上に避難します。
この地域では明日の朝が最も強い南風が吹くと予想されています。
たぶんそれまでには避難していることでしょう。
(2015/07/16 和歌山市)














タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月16日
コウノトリ(J0057)情報

「台風の空のつづきでありにけり」稲畑汀子
台風が近づいています。
昨日いつもの塒に戻ってきたコウノトリ(J0057)は
暗いうちから鉄塔を離れていました。
たぶん風を避けて地上に降りているだろうと徒歩で周辺を回りました。
強い東風が吹き荒れています。
雲が凄い速さで飛んでいきます。
他の鳥たちも安全な場所を探しています。
観察仲間と連絡をとりますが、どうも楠見地区にはいないようです。
鳴滝川を越えました。
すると長老に出会いました。
「用水路の端に、よお飛ばんと立ってるよ」
さすがです。
近づいていくと北へ飛び出しました。
風に逆らって東から南へ飛んでいきます。
見失ったので紀ノ川堤防へ上がりました。
風が一層強く感じられます。
すると眼下の川面に白い影が。
上流に向かって波立つ水面すれすれに飛んできます。
どうやら一旦風に流されたものの反転して飛んできたようです。
堤防を越え、水田近くの電柱に留りました。
雨風が強くなってきたので観察はここで終了しました。
コウノトリはこの周辺の地理は熟知しています。
安全な場所に避難することでしょう。
(2015/07/16 AM5:19~6:12 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月15日
コウノトリ(J0057)情報

台風を避けてどこか遠くに避難したと思っていたコウノトリ(J0057)は
今夜、午後7時22分に西の鉄塔に戻ってきました。
南から西にかけて帯状の雲が流れていましたが、真っ赤でした。
「コウノトリ予報」としては風はそれほど強く吹かないのでしょうか?
(2015/07/15 和歌山市)


















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月15日
日ざかりや・・・

「日ざかりや簾かすめし蝶のかげ」万太郎
コウノトリ(J0057)は台風の接近を感じてどこかへ避難したようです。
紀ノ川の川面も今朝はまだ静かな夜明けを映していました。
(2015/07/15 和歌山市)











タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月14日
オオムラサキ

知人から国蝶・オオムラサキが見られると聞いて和泉山脈に出かけました。
紀ノ川から見る龍門山の上には夏の雲が湧いていました。
現場に着き、目当ての木を探しました。
蒸し暑い山道を歩くこと10分、それらしい木を見つけました。
たくさんのコガネムシが集まっています。
しかしオオムラサキは見当たりません。
聞いていたスズメバチも飛んできました。
するとそこへ蝶が2匹飛んできました。
羽をたたんだ姿は大変地味です。
チラッと青い表が見えます。
なかなか羽を開いてくれません。
コガネムシやスズメバチと場所争いをしながらやっと羽を開いてくれました。
鮮やかな青が輝いています。
汗を拭きながら山道を下るとホウジロに出会いました。
夕方いつものコウノトリ(J0057)を撮りに鳴滝川堤防へ行くと
長老から朝の目撃情報を教えてもらいました。
それによると今朝は午前9時ごろまで塒の鉄塔に留まっていたが、
高く円を描いて上昇していったと言うことです。
以前にも台風が近づくと姿を消したことがあります。
今回もそれではないかと思います。
たぶん台風一過で戻ってくるでしょう。
(201/07/14 和歌山県)



















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月14日
コウノトリ(J0057)情報

「其中一人として炎天」山頭火
南から台風が運んでくる熱風が夜明けの判断を迷わせているようです。
いつもなら午前4時台に塒を飛立つコウノトリ(J0057)ですが、
今朝は午前5時になっても動きません。
23分になってやっと西へ向かって飛び出しました。
休耕田に向かうかと思い追いかけますが、すぐに鉄塔に舞い戻ってきました。
ちょうど太陽が鉄塔の正面に昇ってきました。
流れていく雲が時折り太陽を隠します。
しかしなかなかコウノトリは動きません。
羽繕いを入念に行っています。
観察者たちの方が痺れを切らしました。
ちょうど鉄塔をグルッと一周して帰ってきましたが、
午前8時半現在まだ留っています。
やはり大気の異変が気になるのでしょうか。
(2015/07/14 AM4:57~6:35 和歌山市)



























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