2015年08月06日

コウノトリ(J0057)情報


原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ」金子兜太

一昨日(4日)の朝、西の空に消えたコウノトリ(J0057)は
昨日和歌山市に戻ってきました。
と、言いますか「戻っていた」ようです。
昨夜遅くになっていつもの西の鉄塔にそれらしきものが留っているのを
観察仲間の一人が見つけました。
他の仲間が追認して今朝の観察再開となりました。
情報を総合すると昨日午前中に和歌山市に戻ったあと
すぐに再び西に飛んだようです。
どうやら近くにコウノトリ仲間が居そうな気配です。
今朝は午前4時53分に鉄塔を飛立ったあとは
いつもの休耕田に降り活発に小魚を食べていました。
かなりお腹が減っていたようです。
しかし時々採餌をやめ、周囲を窺うような姿勢になります。
一昨年の8月10日には和歌山市に6羽のコウノトリが大挙飛来していますので
今年も要注意です。
(2015/08/06 AM4:40~6:01 和歌山市)




























  


Posted by stork at 08:38Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年08月05日

・・・夏の月


片道はかはきて白し夏の月」太祇

熱帯夜が続いていますが身体が慣れてきたのでしょうか、
今朝は比較的過ごしやすい夜明けでした。
昨日の朝、西の空に消えたコウノトリ(J0057)はまだかと、
今朝も周辺の休耕田に3爺観察隊が集まりました。
「遠くの空へ消えてもすぐに帰ってきたこともあるし分からんな」
そんなことを話しながら私は楠見中、鳴滝川から紀ノ川へ。
潮が引いています。
いつもの住人たちが夜明けを告げています。
(2015/08/05 和歌山市)



















  


Posted by stork at 07:10Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年08月04日

コウノトリ(J0057)情報【夏休み】


午前5時前に西の鉄塔を飛立ったコウノトリ(J0057)は
午前9時過ぎに西の空へ飛び去りました。
今朝はいつもの楠見中の休耕田に降りても餌も捕らず、
落ち着かない様子で周囲を歩き回った後すぐに飛立ちました。
そして近くの電柱で羽繕いをしたあと、
これもすぐに東の小学校の方向へ飛びました。
そして夏休みで誰もいないグラウンドにポツンと立ち何か考えているようでした。
しきりに羽の手入れをしています。
じっと見守る観察仲間も時間が経つにつれ一人ずつ抜けていきます。
私も午前7時まで待ちましたがとうとう飛立つ姿を見られませんでした。
その後観察仲間の一人が園部の休耕田に居るのを発見しました。
そして一旦東の鉄塔に留ったあと、
午前9時すぎに高く旋回しながら西の空に消えていったそうです。
話しによりますと、側にいた人が「もう一羽いるよ」と言っていたそうですが未確認です。
居たのかもしれません。
ともあれ、
いつかたくさんの仲間を連れて戻ってきてくれるのを楽しみに待つことにします。
四国方面の観察仲間の方々、よろしくお願いします。
(2015/08/04 AM5:00~7:00 和歌山市)




























  


Posted by stork at 10:30Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年08月03日

コウノトリ(J0057)情報


もう今は考へられぬ夏休」稲畑廣太郎

日の出の時刻も遅くなってきました。
それより10分ほど前、午前5時ちょうどに西の鉄塔を飛立ったコウノトリ(J0057)は
真っすぐに楠見中の休耕田に向かいました。
ここは今は水鳥たちの天国です。
南の空に残っているお月さまをかすめてサギが、
上ったばかりのお日さまを見ながらカルガモたちがやってきます。
餌は小ぶりですがたくさんいるようです。
みな一生懸命食べています。
ケリが西へ向かって上空を通過していきます。
近くの森は鷺山となっていました。
(2015/08/03 AM4:51~6:20 和歌山市)




























  


Posted by stork at 08:54Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年08月02日

コウノトリ(J0057)情報


扇風機まはり熱風吹き起る」虚子

蒸し風呂のような夜明けでした。
空気中の湿気が多く西の鉄塔も白く霞んでいます。
そんな人間の愚痴もどこ吹く風、コウノトリ(J0057)は午前5時1分に元気に飛立ちました。
西へ向かいました。
観察仲間が追いかけますが行方不明です。
私も西へ向かい、時々降りたことがある休耕田へ。
すると向こうから長老がやってきます。
長老はカメラも携帯も持っていません。
それでだれかに知らせようと皆を探していたそうです。
教えられて休耕田に行くとポツンと一羽立っていました。
しかしここには餌らしきものはなさそうです。
すぐに飛立ちました。
他の観察仲間は間に合いません。
南海電鉄の線路を越えました。
そうなると私には土地勘がありません。
Fさんが追いかけます。
私は見失いました。
Fさんから発見したとの連絡が。
教えられた場所に行きますが見当たりません。
どうやら目印のコンビニを間違えたようです。
周辺を探すこと30分、ようやく見つけました。
住宅地に囲まれた造成地です。
他の鳥たちも集まっています。
しかしよくこんなところを見つけるものです。
他の観察仲間が来る前に再び飛立ちました。
「鬼ごっこ」は翼のある者には勝てません。
私はこれで終了しましたが他の観察仲間はそのあとも追いかけたようです。
ご苦労様でした。
(2015/08/02 AM4:56~6:21 和歌山市)
























  


Posted by stork at 09:42Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年08月01日

コウノトリ(J0057)情報【& ISS】


和歌山のコウノトリ(J0057)は午後7時23分、西の鉄塔に戻ってきました。
日中、紀ノ川で元気を取り戻したようです。
それからおよそ20分、南南西の空にISS(国際宇宙ステーション)「きぼう」が現れました。
肉眼でもはっきり見えます。
凄いスピードで北北東の空に消えていきました。
この宇宙船には日本人の油井宇宙飛行士も搭乗しています。
不思議な感動をおぼえました。
(2015/08/01 和歌山市)



  


Posted by stork at 21:24Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年08月01日

コウノトリ(J0057)情報【猛暑の水浴び】


観察仲間から、大潮で干潟が広がっている紀ノ川で
コウノトリ(J0057)が水浴びをしているとの情報をもらい行ってきましたが
すでに水浴びは終わっていました。
左岸の広い干潟ではちょうど濡れた羽を乾かしているのでしょうか、
翼を大きく広げてダンスをしています。
気持ち良さそうで。
すると突然飛び上がりクルッと旋回して岸辺の方へ降りました。
目の前を水上オートバイが水しぶきをあげながら通り過ぎていきました。
呆然と見送るコウノトリ。
こちらまで暑く干上がりそうになってきましたので早々に引き上げてきました。
(2015/08/01 PM1:45 和歌山市)












  


Posted by stork at 14:28Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年08月01日

コウノトリ(J0057)情報


電線といつしよに夏山越えて来た」山頭火

今朝は和歌山市でも「猛暑」の予報が出ています。
昨夜はきれいなBlueMoonといっしょに
5日ぶりに和歌山市に戻ったコウノトリ(J0057)を眺めていました。
今朝も入念なウォーミングアップのあと午前5時12分に西の鉄塔を飛び出しました。
近くの休耕田に降りました。
すぐ北側を東西に伸びる一本道が通っています。
自動車が通れないため散歩する人たちが多く行き交います。
この道は私が小学生のころ毎日通った思い出の道です。
周辺の稲もますます伸びてきました。
鳥たちももう水田には入れません。
わずかに残った貴重な休耕田を巡ります。
それにしてもコウノトリは5日間どこにいたんでしょうか?
ますます聞いてみたくなります。
(2015/08/01 AM4:41~6:31 和歌山市)




























  


Posted by stork at 09:24Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月31日

コウノトリ(J0057)情報【続報】


今月二度目の満月「Blue Moon」が東の空に見える頃、
午後7時13分にコウノトリ(J0057)は西の鉄塔に戻ってきました。
今月26日の午後から和歌山市を離れていたコウノトリは今日の午後、
5日ぶりに和歌山市楠見中の休耕田に戻ってきました。
休耕田では初めサギやカルガモに交じって疲れた様子で休んでいましたが、
元気を取り戻したのか午後5時半頃になってようやく餌を探し始めました。
そして数匹の小魚を捕らえていました。
それにしてもこの間、どこに行っていたんでしょうか。
目撃情報はありません。(2015/07/31 和歌山市)














  


Posted by stork at 20:11Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月31日

コウノトリ(J0057)情報【速報】


今月26日(日)の午後から姿を消していたコウノトリ(J0057)は
今日の午後和歌山市に戻ってきました。
観察仲間が楠見中の休耕田にいるところを発見しました。
遠い旅をしてきたのか休耕田の水に浸かりながら
口を開けて休んでいました。
(2015/07/31 PM4:45 和歌山市)


  


Posted by stork at 18:37Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月31日

・・・蝉の声


閑さや岩にしみ入蝉の声」芭蕉

今日は全国的に猛暑日のようです。
夜明けから一層暑さを感じさせる蝉時雨が降り注いでいます。
26日午後からどこかへ避暑に出かけたと思われるコウノトリ(J0057)の捜索は、
いないと分かっていても日課です。
そのおかげでいろんな鳥たちに出会えます。
紀ノ川大堰の上に薄雲に遮られた怪しげなお日様が昇ってきました。
それを眺めるイソヒヨドリ。
園部の「ケリの休耕田」を見てから楠見中の休耕田へ。
10羽のカルガモの家族がいました。
その隣の休耕田に白鷺が降りています。
アオサギも交じっています。
太陽に輝く水面を白い影が行き交います。
きれいな夜明けです。
こんな光景に出会えるのもコウノトリのおかげです。
(2015/07/31 和歌山市)



















  


Posted by stork at 08:19Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月30日

夏痩の・・・


夏痩の此頃蚊にもせせられず」漱石

今朝はカルガモの2家族に、異なる休耕田で出会えました。
9羽と11羽の家族です。
身体つきは親も子も見分けがつきませんが、
その中にあって1羽、餌もとらずに周囲を見渡している鳥があります。
お母さんでしょう。
続いてケリのいる休耕田へ行きました。
サギが一羽交じっていました。
小さな鳥ですがケリやカモに比べると大きく白い身体が目立ちます。
ここまで来ると六十谷橋まで行きましょう。
薄雲に遮られて朝陽も弱弱しいですが、蒸し暑さは変わりません。
水道橋のアーチの上では暑そうなカワウが出発の準備をしています。
大きなコウノトリ(J0057)の消息は依然としてわかりません。
喚羽も終わり飛翔力も戻ったのでしょう。
どこへ遠出しているのでしょうか。
(2015/07/30 和歌山市)




























  


Posted by stork at 09:29Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月29日

・・・蝉の声


かげろひし雲又去て蝉の声」几董

少し歩くと汗が吹き出る蒸し暑い夜明け、紀ノ川へ出かけました。
コウノトリ(J0057)は26日(日)の午後姿を消しました。
昨夜も船所の塒には戻ってきませんでした。
紀ノ川の対岸にはサギが一羽餌を探していました。
ホオジロが鳴いている枝の向こうに、ボートの波紋が輝いています。
数艇紀ノ川大堰の手前まで行っては戻ってきます。
国体の選手たちでしょうか。
折りしも昨日から全国高校総体が始まりました。
和歌山市のビッグホエールで総合開会式が行われたそうです。
調べてみると総体のボート競技の会場はなんと兵庫県の円山川なんですね。
コウノトリの故郷です。
まさか「和歌山コウちゃん」も
故郷豊岡までボート競技を観戦しに行ったのではないと思いますが・・・
(2015/07/29 和歌山市)













  


Posted by stork at 08:10Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月28日

すずしさや・・・


すずしさや水に柳の影法師」宗鑑

涼しげなのは水に浮かぶ鳥だけです。
今朝も蒸し暑い夜明けです。
昨日一日周辺で姿を見せなかったコウノトリ(J0057)を探して
水辺を捜索しました。
いるのはお馴染みの鳥たちです。
遠くへ出かけたのでしょうか。
(2015/07/28 和歌山市)



















  


Posted by stork at 07:51Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月27日

熱風を・・・


熱風をまとひて旅の人となる」桑垣信子

昨夜いつもの塒に戻ってこなかったコウノトリ(J0057)を探して周辺を巡りました。
観察仲間は思い思いの捜索場所へ。
私はこんな朝は遠くまで足を延ばすことになります。
楠見中から紀ノ川河原へ、そして上流の鳴滝川河口へ。
もう少し行って見ます。
紀ノ川大堰を越え、JR鉄橋まで来てしまいました。
ここまで来れば「ケリ」の休耕田は近くです。
10匹を超えるケリがアオサギに混じって羽を休めていました。
帰り道、鳴滝川堤防に花の終わった合歓の木を見つけました。
豆のような実を着けていました。
(2015/07/27 AM5:14~6:24 和歌山市)
























  


Posted by stork at 08:41Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月26日

コウノトリ(J0057)情報


うき世いかに坊主となりて昼寐する」漱石

気温がグングン上がっています。
過ごしやすかったのは夜明けからわずかな時間でした。
まだ涼しい東風が吹いていた午前5時5分、
コウノトリ(J0057)は東の朝焼けを背に西へ飛びました。
まっすぐ楠見中の休耕田です。
水面は鏡のように穏やかです。
コウノトリの動く波紋だけが広がっています。
小さな魚を数匹捕らえましたがこれだけでは満腹にならないでしょう。
近くの畑に鍬を担いだおじさんがやってきました。
思わず逃げます。
警戒しながら東へ飛びました。
留ったのは最近お気に入りの電柱です。
長く伸びた水田の稲が朝露で輝いていました。
(2015/07/26 AM4:48~6:11 和歌山市)




























  


Posted by stork at 09:33Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月25日

コウノトリ(J0057)情報


紀ノ川が紅く染まり、西の空からお日様が消えてからおよそ40分、
コウノトリ(J0057)は午後7時34分に西の鉄塔に戻ってきました。
(2015/07/25 和歌山市)
















  


Posted by stork at 21:34Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月25日

コウノトリ(J0057)情報


ひらきたる日傘の陰に這入りけり」夜半

やはりコウノトリはきれいな鳥です。
東の空にわずかに雲が残る午前5時7分
コウノトリ(J0057)は西へ向かって塒を飛び出しました。
今朝は見失いません。
楠見中の休耕田です。
顔を出し始めた太陽が水面を照らします。
カルガモが降りてきました。
しばらく水面を突いていたコウノトリは朝陽に輝きながら東へ飛び立ちました。
近くの造成地の電柱に留りました。
空は真っ青な夏空です。
コウノトリが輝きます。
観察仲間も見惚れながら盛んにシャッターを押しています。
飛びました。
羽ばたき音を響かせながら頭の上を通過していきました。
(2015/07/25 AM4:34~6:15 和歌山市)




























  


Posted by stork at 11:26Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月24日

コウノトリ(J0057)情報


コウノトリ(J0057)は午後7時26分西の鉄塔に戻ってきました。
(2015/07/24 和歌山市)









  


Posted by stork at 21:36Comments(0)コウノトリ和歌山

2015年07月24日

コウノトリ(J0057)情報


土用鰻出自を問はれゐたりけり」生田高子

久しぶりに雨の心配がない夜明けでした。
東の空が朝焼けで紅く染まる頃、
午前5時3分にコウノトリ(J0057)は西の鉄塔を離れました。
西へ飛び住宅の屋根に隠れました。
楠見中の休耕田か、と家並みの影から出てくるのを待ちますが出てきません。
よくあるパターンですが、灯台元暗しだったようです。
そうとは知らず観察仲間たちは四方八方へ散ります。
私も楠見から園部へと朝の散歩としては強行軍です。
おかげでカルガモやホオジロそしてずっと会いたかったケリにも出会うことができました。
そこへ観察仲間から連絡が入りました。
塒の近くの公園にいるとのこと。
周辺の捜索から1時間が経っていました。
急いで飛んでいくと広い公園を歩き回りながら周辺の木の枝を突いています。
先に到着した観察仲間によりますと
伸び上がっては器用に蝉を捕まえていたそうです。
それから公園出口から前の水田に「歩いて」いきました。
水田ではアオサギが見つめるなか、
器用に小さなカエルを食べていました。
(2015/07/24 AM4:32~6:11 和歌山市)




























  


Posted by stork at 09:32Comments(0)コウノトリ和歌山