2015年06月19日
コウノトリ(J0057)情報

「梅雨凝つて四川暗さや軒雫」普羅
薄っすらと青空が覗いたかと思うと突然小雨が降るという目まぐるしい夜明けでした。
午前4時44分、西の鉄塔を離れたコウノトリ(J0057)は小学校北の水田へ。
静かな校舎を背景に早苗が光っています。
一匹の大きな亀が気になるようです。
とても餌になる大きさではありません。
しばらくあちこちしていましたが急に電柱に飛び上がりました。
そして南の休耕田に飛びます。
一羽の大きなアオサギが叫び声をあげながら飛び出してきました。
この広い餌場を独り占めしたいようです。
サトイモの葉に雨露が輝いていました。
(2015/06/19 AM4:41~5:28 和歌山市)




























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月18日
2015年06月18日
コウノトリ(J0057)情報

「といふ間に用事たまりて梅雨眠し」虚子
身体の雨を振り払い、コウノトリ(J0057)は北東にゆっくり飛び出しました。
【動画】
午前4時55分、雨は止みそうにありません。
近くの水田に降りたようです。
雨に濡れた草花を愛でながら傘の散歩です。
早苗がますますきれいに緑を輝かせている水田にポツンといました。
ゆっくりとこちらに近づいてきます。
しばらくお互いに顔を見合わせていました。
静かな雨の夜明けです。
(2015/06/18 AM4:39~5:40 和歌山市)























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月17日
コウノトリ(J0057)情報

「萍(ウキクサ)の花からのらんあの雲へ」一茶
ハッキリしない空が広がってました。
遠くの和泉山脈も薄っすらと霞んでいます。
コウノトリ(J0057)は二三度大きく伸びをしたあと、
午前4時41分に北西に向かって飛立ちました。
小学校北の水田です。
ここにはまだあまりご馳走はないのですが・・・
ウキクサを背中にいっぱい載せた大きなカメが気になるようです。
薄雲の中に朝陽が昇ってきました。
北へ向かって飛び出しました。
今日は一日どこで過ごすのでしょうか。
(2015/06/17 AM4:24~5:48 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月16日
2015年06月16日
コウノトリ(J0057)情報

「ほろほろと手をこぼれたるいちご哉」子規
今にも泣き出しそうな空です。
塒の鉄塔の上で何やら吐き出したコウノトリ(J0057)は、
午前4時55分何事もなかったように北東に向かって飛び出しました。
小学校北の水田に降りました。
ここにはまだあまり餌はなさそうです。
時間をかけて大切な羽を念入りに手入れしたあと、
東に向かって飛び立ちました。
鳴滝川を越えて東の用水路脇の電柱に留りました。
そして再び北へ飛びます。
餌場を探しているようです。
空は相変わらず薄墨色です。
(2015/06/16 AM4:51~5:49 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月15日
コウノトリ(J0057)情報

「山の子のいつもひとりで雨蛙」汀女
強い雨が降った昨夜、塒の鉄塔に戻ってこなかったコウノトリ(J0057)は
今朝はいつも通り楠見中の水田に現れました。
観察仲間に聞きますと昨夜は近くの休耕田に降りて休んでいたそうです。
2年9ヶ月も定住している彼にとって和歌山市は自分の庭みたいなものです。
季節に応じた適地を知り尽くしています。
今朝も周辺の道路を散歩する住民たちをのんびり眺めながら水田を移っていました。
(2015/06/15 AM5:11~6:06 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月14日
コウノトリ(J0057)情報

「梅雨雲に触れ飛ぶ鳥は遠飛ぶや」波郷
梅雨空の夜明けでした。
空の様子がコロコロ変わります。
まだ雨が落ちていなかった午前4時48分、
コウノトリ(J0057)は西の鉄塔を離れました。
夏場のお気に入り、楠見中の水田地帯へ向かいます。
時折りうっすらと射す日の光に照らされて白い身体が水面に映ります。
今日も一日この辺を中心にしながら楠見地区で過ごしそうです。
(2015/06/14 AM4:29~5:37 和歌山市)


























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月13日
2015年06月13日
コウノトリ(J0057)情報

「電線に雀のキツス梅雨晴間」金子つとむ
午前4時半すぎコウノトリ(J0057)は近くの水田に飛んでいきました。
住宅に囲まれた水田です。
南北に分かれた水田の真ん中を細い道が通っています。
車は通れないのでゆっくりと散歩できる落ち着いた道です。
この道は私が小学校の6年間通った道です。
当時はもちろん舗装はしていません。
大雨が降ると水田と道との境目が分からなくなって、
まさに「足さぐり」で通ったものです。
思い出の詰まった道をコウノトリが渡ります。
薄っすらと霧のかかった静かな土曜日の朝です。
(2015/06/13 AM5:19~5:59 和歌山市)



















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月12日
コウノトリ(J0057)情報

コウノトリ(J0057)の帰還を待つ間、
田植えの終わった園部の水田地帯に行ってきました。
「田毎の夕陽」が輝いていました。
鳴滝川堤防に戻るとちょうど西の稜線に陽が沈みました。
コウノトリが塒に戻ってくるにはまだ時間がありそうです。
鉄塔の北へ廻ってきました。
すっかり辺りが暗くなってきた午後7時34分、
やっと戻ってきました。
住宅の街灯が水田に映っています。
(2015/06/12 和歌山市)









タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月12日
コウノトリ(J0057)情報

「梅雨晴れやところどころに蟻の道」子規
夜来の雨が小降りになるのをじっと待っていたようです。
いつもより1時間も遅い午前5時27分にコウノトリ(J0057)は西の鉄塔を離れました。
【動画】https://www.youtube.com/watch?v=-CoyMbLLNmQ
私には西へ飛んだように見えました。
傘をさして徒歩で楠見中の水田へ向かいました。
しかし居るのはアオサギ、カルガモ、セキレイでした。
東へ廻ることにします。
小学校北の水田にもいません。
さらに東へ。
梅畑です。
いました。
梅の木の陰から大きな身体が見えます。
ザリガニ、ドジョウなど小ぶりながら器用に見つけては食べています。
いつのまにやら雨もあがり、道端の草花も雫で輝いていました。
(2015/06/12 AM5:00~6:33 和歌山市)



























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月11日
2015年06月11日
コウノトリ(J0057)情報

「雑草の花もちたれば梅雨の雲」秋櫻子
梅雨空が広がっています。
雨も降り出しました。
今朝も午前4時半前には塒を飛立ったコウノトリ(J0057)は
楠見中の水田地帯へ。
カルガモの後を追うように用水路を渡りました。
草の生い茂った休耕田へ。
去年まではきれいに耕起を行い水を湛えていましたが
今年は「放置田」となっています。
ここも間もなく宅地になるそうです。
こういう草むらは餌が豊富です。
早速タウナギを捕まえていました。
やはり緑に白いコウノトリは映えます。
周辺はお花畑です。
(2015/06/11 AM5:01~5:41 和歌山市)



























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月10日
コウノトリ(J0057)情報

午後7時28分、コウノトリ(J0057)は西の鉄塔に戻ってきました。
用水路脇の水田で食事をしていたカルガモのお母さんも
用水路にいる14羽の子どもたちに合流しました。
自力で飛べる日まで気が抜けません。
(2015/06/10 和歌山市)











タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月10日
コウノトリ(J0057)情報

「白鷺や植ゑし水田の稲みどり」門屋大樹
今朝も白鷺ならぬコウノトリ(J0057)が楠見中の水田に降りました。
午前4時すぎ西の鉄塔を飛立った後はまっすぐこの水田です。
周りの休耕田は宅地化によって年々少なくなっています。
そんな中にあってこの広い水田と休耕田は水鳥にとって貴重なオアシスとなっています。
周辺は住宅に囲まれていますがかえってそれが安全なのでしょう。
ペットを連れて散歩する人も多く、
皆さんお馴染みさんに接するように暖かく見守っています。
今朝は懐かしい鳥に出会えました。
この周辺では一年ぶりです。
臆病なゴイサギが珍しく早朝に小魚を狙ってました。
(2015/06/10 AM4:29~5:52 和歌山市)

























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月09日
コウノトリ(J0057)情報

夕焼けがきれいな午後7時19分、
コウノトリ(J0057)が西の鉄塔に戻ってきました。
カルガモの親子も鳴滝川を挟んで反対側の用水路で元気です。
(2015/06/09 和歌山市)












タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月09日
コウノトリ(J0057)情報

「梅雨ぐもり、見たことのある顔がくる」山頭火
激しい雨の中、楠見中の休耕田にコウノトリ(J0057)を探しに出かけました。
昨夜いつもの鉄塔に戻ってこなかったために、
どこからここにやってきたのかわかりません。
これまでも台風が襲来する前日には地上の安全な場所に避難していましたが、
昨夜も今朝の風雨を分かっていたのかもしれません。
田植えの終わった水田の向こうの広い休耕田にひとりポツンと佇んでいました。
雨がますます激しくなってきます。
元気で居ろよとひと声かけて帰ります。
帰り道アジサイが鮮やかでした。
(2015/06/09 AM5:06~5:21 和歌山市)











タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月08日
コウノトリ(J0057)情報

「雑草の花もちたれば梅雨の雲」秋櫻子
束の間の朝焼けが楠見中の休耕田を照らしました。
今朝もコウノトリ(J0057)は午前4時34分に塒を飛立った後
真っすぐにここにやってきました。
カルガモが一羽、そしてアオサギが一羽先客として水面を行き来しています。
この地区も宅地化の波が止まりません。
去年まで水を湛えていた休耕田のいくつかは宅地になっています。
その中でこの場所は鳥たちにとって貴重な餌場となっています。
地域が早苗の緑一面になるのはもうすぐです。
(2015/06/08 AM4:29~5:50 和歌山市)




























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年06月07日
コウノトリ(J0057)情報

鳴滝川の土手にも夕陽が輝くころ西の鉄塔には
まだコウノトリ(J0057)は戻ってきていません。
すっかり陽も沈み、
和泉山脈の稜線がぼんやりしてきた午後7時26分ようやく帰ってきました。
(2015/06/07 和歌山市)













タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057