2015年07月30日
夏痩の・・・

「夏痩の此頃蚊にもせせられず」漱石
今朝はカルガモの2家族に、異なる休耕田で出会えました。
9羽と11羽の家族です。
身体つきは親も子も見分けがつきませんが、
その中にあって1羽、餌もとらずに周囲を見渡している鳥があります。
お母さんでしょう。
続いてケリのいる休耕田へ行きました。
サギが一羽交じっていました。
小さな鳥ですがケリやカモに比べると大きく白い身体が目立ちます。
ここまで来ると六十谷橋まで行きましょう。
薄雲に遮られて朝陽も弱弱しいですが、蒸し暑さは変わりません。
水道橋のアーチの上では暑そうなカワウが出発の準備をしています。
大きなコウノトリ(J0057)の消息は依然としてわかりません。
喚羽も終わり飛翔力も戻ったのでしょう。
どこへ遠出しているのでしょうか。
(2015/07/30 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月29日
・・・蝉の声

「かげろひし雲又去て蝉の声」几董
少し歩くと汗が吹き出る蒸し暑い夜明け、紀ノ川へ出かけました。
コウノトリ(J0057)は26日(日)の午後姿を消しました。
昨夜も船所の塒には戻ってきませんでした。
紀ノ川の対岸にはサギが一羽餌を探していました。
ホオジロが鳴いている枝の向こうに、ボートの波紋が輝いています。
数艇紀ノ川大堰の手前まで行っては戻ってきます。
国体の選手たちでしょうか。
折りしも昨日から全国高校総体が始まりました。
和歌山市のビッグホエールで総合開会式が行われたそうです。
調べてみると総体のボート競技の会場はなんと兵庫県の円山川なんですね。
コウノトリの故郷です。
まさか「和歌山コウちゃん」も
故郷豊岡までボート競技を観戦しに行ったのではないと思いますが・・・
(2015/07/29 和歌山市)














タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月28日
すずしさや・・・

「すずしさや水に柳の影法師」宗鑑
涼しげなのは水に浮かぶ鳥だけです。
今朝も蒸し暑い夜明けです。
昨日一日周辺で姿を見せなかったコウノトリ(J0057)を探して
水辺を捜索しました。
いるのはお馴染みの鳥たちです。
遠くへ出かけたのでしょうか。
(2015/07/28 和歌山市)




















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月27日
熱風を・・・

「熱風をまとひて旅の人となる」桑垣信子
昨夜いつもの塒に戻ってこなかったコウノトリ(J0057)を探して周辺を巡りました。
観察仲間は思い思いの捜索場所へ。
私はこんな朝は遠くまで足を延ばすことになります。
楠見中から紀ノ川河原へ、そして上流の鳴滝川河口へ。
もう少し行って見ます。
紀ノ川大堰を越え、JR鉄橋まで来てしまいました。
ここまで来れば「ケリ」の休耕田は近くです。
10匹を超えるケリがアオサギに混じって羽を休めていました。
帰り道、鳴滝川堤防に花の終わった合歓の木を見つけました。
豆のような実を着けていました。
(2015/07/27 AM5:14~6:24 和歌山市)

























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月26日
コウノトリ(J0057)情報

「うき世いかに坊主となりて昼寐する」漱石
気温がグングン上がっています。
過ごしやすかったのは夜明けからわずかな時間でした。
まだ涼しい東風が吹いていた午前5時5分、
コウノトリ(J0057)は東の朝焼けを背に西へ飛びました。
まっすぐ楠見中の休耕田です。
水面は鏡のように穏やかです。
コウノトリの動く波紋だけが広がっています。
小さな魚を数匹捕らえましたがこれだけでは満腹にならないでしょう。
近くの畑に鍬を担いだおじさんがやってきました。
思わず逃げます。
警戒しながら東へ飛びました。
留ったのは最近お気に入りの電柱です。
長く伸びた水田の稲が朝露で輝いていました。
(2015/07/26 AM4:48~6:11 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月25日
コウノトリ(J0057)情報

紀ノ川が紅く染まり、西の空からお日様が消えてからおよそ40分、
コウノトリ(J0057)は午後7時34分に西の鉄塔に戻ってきました。
(2015/07/25 和歌山市)

















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月25日
コウノトリ(J0057)情報

「ひらきたる日傘の陰に這入りけり」夜半
やはりコウノトリはきれいな鳥です。
東の空にわずかに雲が残る午前5時7分
コウノトリ(J0057)は西へ向かって塒を飛び出しました。
今朝は見失いません。
楠見中の休耕田です。
顔を出し始めた太陽が水面を照らします。
カルガモが降りてきました。
しばらく水面を突いていたコウノトリは朝陽に輝きながら東へ飛び立ちました。
近くの造成地の電柱に留りました。
空は真っ青な夏空です。
コウノトリが輝きます。
観察仲間も見惚れながら盛んにシャッターを押しています。
飛びました。
羽ばたき音を響かせながら頭の上を通過していきました。
(2015/07/25 AM4:34~6:15 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2015年07月24日
2015年07月24日
コウノトリ(J0057)情報

「土用鰻出自を問はれゐたりけり」生田高子
久しぶりに雨の心配がない夜明けでした。
東の空が朝焼けで紅く染まる頃、
午前5時3分にコウノトリ(J0057)は西の鉄塔を離れました。
西へ飛び住宅の屋根に隠れました。
楠見中の休耕田か、と家並みの影から出てくるのを待ちますが出てきません。
よくあるパターンですが、灯台元暗しだったようです。
そうとは知らず観察仲間たちは四方八方へ散ります。
私も楠見から園部へと朝の散歩としては強行軍です。
おかげでカルガモやホオジロそしてずっと会いたかったケリにも出会うことができました。
そこへ観察仲間から連絡が入りました。
塒の近くの公園にいるとのこと。
周辺の捜索から1時間が経っていました。
急いで飛んでいくと広い公園を歩き回りながら周辺の木の枝を突いています。
先に到着した観察仲間によりますと
伸び上がっては器用に蝉を捕まえていたそうです。
それから公園出口から前の水田に「歩いて」いきました。
水田ではアオサギが見つめるなか、
器用に小さなカエルを食べていました。
(2015/07/24 AM4:32~6:11 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057