樹々のひかりⅡ

コウノトリ(J0057)が午後6時2分、西の鉄塔に戻ってきました。
空はどんより、月齢7.9の半月もすぐに隠れてしまいました。
(2014/10/02 和歌山市)



  

今朝はまるで幼稚園状態でした。
午前5時32分、まだ薄暗い西の鉄塔を飛立ったコウノトリ(J0057)は
途中近くの電柱に立ち寄ったあと楠見中の休耕田に向いました。
もう水は北の隅に少し残っているだけです。
先客の鴨が数羽とチュウサギが餌を探しています。
と、見る間に上空が騒がしくなってきました。
コサギの群れが急襲してきました。
あれよあれよと見る間に30羽近くのコサギで水面が埋め尽くされてしまいました。
その中で鴨とアオサギが迷惑そうな顔をしています。
コウノトリは、と見ると平然といつもの小魚探しです。
この光景は･･･　
2爺さんが思わず「幼稚園みたいやな」
そうです、コウノトリの先生がコサギの園児を引率して遠足にやってきたようです。
それにしても何ともにぎやかです。
チョロチョロと歩き回りながら小魚を奪い合っています。
食べ尽くす勢いです。
この水鳥の楽園もあと2,3日でしょうね。
(2014/10/02 AM5:20～6:45 和歌山市)



























  

コウノトリが午後6時9分、西の鉄塔に戻ってきました。
南からやってきて一度通りすぎてからユーターンし、着塔しました。
南の空には月齢6.9の半月が輝いています。
(2014/10/01 和歌山市)



  

「鳶の笛刈田広げてゆきにけり」稲畑廣太郎

遅くなった日の出と薄曇のためか今朝はこの秋もっとも遅い飛び立ちでした。
午前5時47分、西の鉄塔を飛立ったコウノトリ(J0057)は
水かさの減った楠見中の休耕田に向わずに近くの休耕田に降りました。
上空には一羽の鳶が旋回しています。
盛んに気にしています。
ところが鳶が去ったあとも上を見上げています。
突然上空に白鷺の群れがやってきました。
壮観な眺めです。
アオサギ、チュウサギ、コサギとまるでサギの展示会です。
群れは何度か着水と飛立ちを繰り返しながらやがて飛び去っていきました。
そのあとを追いかけるようにコウノトリも飛立ちます。
そして一旦は楠見中の休耕田に降りましたが、
見知らぬ散歩者があまりに急に近づいたために突然飛立ちました。
驚かせたようです。
そのまま近くの電柱にとまったあとすぐ下の刈田に降りました。
真新しい切り株の間を歩きながら藁くずを啄ばんでいます。
コウノトリは初夏の水田に映えますが、こんな秋の刈田にも一段と映えます。
豊かさと平和を感じるひと時です。
(2014/10/01 AM5:33～6:50 和歌山市)