2014年11月17日
風にのり光にのりて・・・

「風にのり光にのりて鳥渡る」寺田すず江
今朝の日の出時刻は6時34分でした。
細くなってきた三日月が南の空に輝いている紀ノ川に
コウノトリ(J0057)を探しに出かけてきました。
昨夜いつもの鉄塔に戻ってこなかった「和歌山コウちゃん」の行動パターンは
これまでとかなり異なっています。
塒もいくつか増えているような気がします。
昨日もブログを見ていただいた方から情報をいただきました。
近くの池に降りている姿を何人もの方が撮ったということでした。
これまで私たちも現認できなかった池です。
こうして関心を持って見守ってくださる方が増えるというのはうれしいことです。
私たち「4爺観察隊」の捜索範囲は限られています。
周辺にいるだろうと感じていても和歌山市は広く、とても追跡し切れません。
これからも情報をお願いいたします。
以前にもアップしましたが、豊岡市で毎日全国のコウノトリの情報収集をされている
市民団体「NPOコウノトリ湿地ネット」http://wac-s.net/にもご連絡ください。
さて今日はどこを探しましょうか?
(2014/11/17 和歌山市)













2014年11月16日
コウノトリ(J0057)情報

「水鳥や一羽の先に出し一羽」石鼎
今朝の日の出は6時33分と遅くなりました。
ところがコウノトリ(J0057)は日の出を待たずして暗いうちに飛立っていました。
4爺観察隊もあせりつつも心あたりを探します。
一人は昨日情報があった大門川周辺まで足を延ばしてくれました。
私は紀ノ川へ。
きれいな朝焼けが東の空を染めています。
居そうなところを探しますが見つかりません。
そこへ長老が来ました。
「右の方の白いのがそうと違う?」さすが千里眼の長老です。
杭の影に隠れていたコウノトリを見つけてくれました。
さっそく他の観察隊に連絡です。
すると突然飛立ちました。
こちらに向って水面すれすれに低く飛んできます。
堤防を越えるかと思ったらスッとこちらの川岸に舞い降りました。
どうやらこちらに居たアオサギが気になったようです。
そのアオサギが驚いて逃げるとコウノトリも飛立ち、今度は堤防を越えました。
たぶん団地の用水路でしょう。
後を追いかけます。
日曜の朝、静かな団地の用水路に観察隊も集合です。
長老に聞きますと一昨日この用水路で大きな鯉を苦労しながら食べたということです。
餌場の状況はよく知っています。
2爺さんが今朝の大門川捜索でコウノトリらしい2羽を見かけたと教えてくれました。
どうも近くにもう一羽居るようですが、まだ確たる証拠写真はありません。
気になります。
(2014/11/16 AM6:09~6:55 和歌山市)




























2014年11月15日
コウノトリ(J0057)情報

昨日いつもの鉄塔に戻ってこなかったコウノトリ(J0057)は
今日午後5時7分にその西の鉄塔に帰ってきました。
丸一日この周辺では目撃されませんでしたが、
ブログを見られた和歌山市内の方から
午前7時20分ごろ大門川で見かけたとの連絡をいただきました。
今週の水曜日には和歌山市直川付近で2羽飛んでいるのを見たとの情報もあり、
近くには彼女(?)がいるのではないでしょうか。
どちらにせよ「和歌山コウちゃん」は逞しく行動的に成長しているようです。
もはや私たちの目の届く範囲に留まってくれません。
(2014/11/15 和歌山市園部)






2014年11月15日
冬晴れし・・・

「冬晴れし夢のうすいろ遠嶺空」蛇笏
昨夜近くの鉄塔に帰って来なかったコウノトリ(J0057)を探して
夜明けの紀ノ川に出かけました。
今季初めて手の指先が痛く感じる朝でした。
川はいつものメンバーが行き交っていましたが、大きな姿はありません。
コウノトリも恋の季節、忙しいのでしょう。
(2014/11/15 和歌山市)














2014年11月14日
あるけばあるけば・・・ コウノトリ

「あるけばあるけば木の葉ちるちる」山頭火
今朝は鳴滝川の中の護岸を歩く朝でした。
午前6時24分、カラスに急かされるように西の鉄塔を飛立ったコウノトリ(J0057)は
グルッと周辺を一周したあと鳴滝川に降りました。
この川は蛇行をしていて降りた場所によっては堤防から全く見えません。
下の護岸まで降りていって探すことになります。
この鳴滝川には今はあまり餌がありません。
すぐに飛立って再び鉄塔に戻ります。
行く場所を思案しているようです。
今回もまたカラスに威嚇され飛立ちました。
行き先は・・・。
団地の用水路に向いました。
まだ人通りは多くありません。
用水路は適度な水量ですがここもあまり魚がなさそうです。
すると至近距離まで寄ってきました。
こちらが固まってしまいます。
間近で見ると最も大きな黒い風切り羽は虹色に輝いています。
ここで別れて帰ってきましたが、あとはたぶん紀ノ川へ行くのではないでしょうか。
(2014/11/14 AM6:16~7:01 和歌山市)






















2014年11月13日
コウノトリ(J0057)情報

コウノトリ(J0057)は午後5時10分、
西から鉄塔近くまで飛んできたあとそのまま南の紀ノ川へ。
そして対岸の浅瀬で15分ほどいましたが、
ラッシュで自動車の列が繋がっている紀ノ川堤防を越え、
午後5時26分西の鉄塔にとまりました。
あたりは真っ暗で、かろうじて写真を撮ることができました。
(2014/11/13 和歌山市)


2014年11月13日
コウノトリ(J0057)情報

強い西の風に耐えていたコウノトリ(J0057)は
午前6時14分に風に流されるように南に飛立ちました。
南東の空は黒雲が覆っていて飛んでいく方向を見失いました。
4爺観察隊も手分けして捜索です。
昨日紀ノ川の上流でも見られたという情報があり、
遠出を覚悟しながらの捜索ですが私たち自転車組はそんなに遠くへは行けません。
私は六十谷橋周辺まで探したあと諦めて帰ってきました。
すると、なんと飛立つまで私たちがいた電柱の上でカラスとにらみ合っていました。
どうも紀ノ川のこちらの岸辺で風を避けていたようです。
そのあたりは私たちからは死角になります。
そして下の用水路に降りようと何度か試みますが強風にあおられてうまくいきません。
やっと降りられたと思ったら今朝は水量が多く脚が隠れるほどです。
こんなに深いと魚は捕れません。
しばらく用水路の中をウロウロしていましたが諦めて飛び上がりました。
今朝はきれいな飛翔の姿をたっぷり見せてくれました。
(2014/11/13 AM6:08~7:23 和歌山市)





























2014年11月12日
コウノトリ(J0057)情報

午後5時7分、コウノトリ(J0057)が鳴滝川東の鉄塔に戻ってきました。今日の日の入りは午後4時58分でした。これからますます帰りが見づらくなってきます。(2014/11/12 和歌山市園部)


2014年11月12日
和歌山コウちゃん帰る

「和歌山コウちゃん(J0057)」が16日ぶりに和歌山市に帰ってきました。
昨日の夕方に戻ってきたようです。
先月8日に和歌山から姿を消し、その後2週間経って一旦戻ってきましたが
3日後に再び居なくなりました。
通算するとおよそ一ヶ月あまり和歌山市を離れていたことになります。
この間にどこにいたのかは全く目撃情報がなく謎のままです。
今朝は夜明けとともに鳴滝川から引き込んでいる用水路で朝食でした。
この場所は3年前に当地に飛来して以来、冬季の貴重な餌場となっています。
きっちりと覚えていたようです。
しかしここは通行量の多い場所で、
特に朝夕の通勤時間帯には用水路前の道路は大渋滞になります。
今朝も用水路から道路に上がったコウノトリを避けるように車が通行していました。
またフッとどこかへ行くかも知れませんが、この場所に来てくれたことで一安心です。
4爺観察隊も久しぶりに元気な姿を見てみな満足顔でした。
【動画】
(2014/11/12 AM6:42~7:18 和歌山市)
























2014年11月11日
紀ノ川の夜明け

「けごろもにつつみてぬくし鴨の足」芭蕉
穏やかな夜明けでした。
紀ノ川は鳥たちの朝です。
アオサギ、ハクセキレイ、ミサゴなどいつもの住人に混じって
季節のお客様、モズ、ヒドリガモ、
そしてこのあたりでは珍しいイソシギが昨日に続いて顔を見せてくれました。
残念ながらまだコウノトリ(J0057)はこの中には加わっていません。
(2014/11/11 和歌山市)













